モグ祭りダイジェスト(完)
「さあ、ご主人さま! 世間では『シャントット帝国』最終BFのシャウトが飛び交ってるクポよ。そろそろ本腰入れてラストスパートかけるクポ」
「え~、もうデバッグ週間終わったのぉ……早すぎ」
「なに言ってるのクポ。リリースからもう2週間も経つのクポよ」
「うそー。なんでもう11月下旬なのぉぉ」
「ご主人さま、時間は誰にも等しく流れるものじゃないのクポ。ノロノロしてれば外界の時間はあっという間に過ぎ去り、キビキビ動けば同じ時間内により多くのことができて充実するし、時間の流れも遅く感じられるクポ。特殊相対性理論クポ」
「まったく、200年くらい生きなきゃぜんぜん足りないよー」
「ぼやいてる間にさっさと写真を貼るクポよー!」
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【前回までのあらすじ】
雪原エリアを横断して繰り広げられる大掛かりなモグ祭り。そのメインイベントは、ズヴァール城の王の間で行われる「超モグボナンザ」抽選会! 数々の難関を突破して参加券を手に入れたパトの前に待つものは……?
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「あまりにも天然ボケすぎて、つっこみを入れたら悪いような気さえしますね」
「こ、これは台本どおりのお芝居クポ~。決してモグの本意では……」
「いや、思いっきり素のセリフにしか聞こえないって」
「ご主人さまの身を気遣って、はるばる恐ろしい敵の総本山まで様子を見に来たモグのまごころもわかってクポ」
「モグたんたちはいいよね。どんなアクティブモンスターうようよの場所だろうと、どんな仕掛け扉の奥だろうと、過去も未来も苦労なしにひとっ飛びでさ」
「さすがに未来は行かれないと思うクポ……」
「まあ、『うきうき露店deショッピング』は、本当なら金魚すくいや射的なんかのミニゲームが盛り込まれれば、もっと中身があって面白くなったんだろうけど」
「世の中の忙しい冒険者さんの多くは賛同してくれないかもクポね。もっと娯楽は余裕をもって遊ばないとだめクポ~」
「『FFXIは遊びじゃない』らしいよ^^^^^^」
「せちがらい世の中クポ」
「まあ、パトも、やり直しでトリガー再取得するのに、のんびり金魚すくいとかさせられたら絶対ムカつくしー」
「やり直したのクポね;;」
「さあ、それじゃ最終BFのネタバレしちゃおっか!」
■砕け!邪なる者の野望
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抽選会場ではトトと、
もうひとりのモーグリが待ち受けていた!
彼らが語るおそるべき野望……、
その野望を砕くべく、立ち向かえ冒険者!!
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「こうしてようやく予告編のカットにたどり着いたわけね」
「予告編の頃は、このひとが“クペリオール親分”か?とか、財宝を巡る闇組織同士の仁義なき戦いのお話か?とか、いろいろ想像したクポけど、ことごとくはずれていたクポねぇ」
「名前もアルド=モーグリじゃなかったしね」
「クププッ☆ まさかのリコぽんとはびっくりクポ」
「イヤーーーーーーッwww」
「まあ、ネーミングに関する文句はともかく、このシナリオはパトとしては、かなりすみずみまで楽しめたよ。登場人物がモーグリやゴブリンたちっていうところも、ハチャメチャなコメディにはぴったりだし」
「そういう言われ方はモグとしては不本意クポ……でも、ハチャメチャといっても、ちゃんとヴァナ・ディールの世界設定に沿って、筋道の通ったお話になっているクポよ」
「うんうん。特にこのシーンには、うならされたわーーーー!!!」
一応モザイクかけてみました(爆)
「世界の終わりに来るモグ!!」
「クリスタル・キングーーーッwwwwwwwww」
「ご主人さま、そこにバカウケするとお年がバレるクポ」
「ええっ! いまやヴァナ・プレイヤーの半分以上はアラサー・アラフォー世代でしょっ?」
「まあ、冒険者さんたちはともかく、開発の方々は当然そういうお年頃だろうクポけど…ゴホッゴホッ」
「もっとも“世界の終わりに来るモグ”も、プロマシア・シナリオ進めてないと、ちょっとわからないかなぁ。このセリフだけでも十分インパクトあるけど、パロディはやっぱり元ネタわからないと面白さが全部伝わらないし」
「うーん、そうかもクポ。そういうとこも含めて、『モグ祭り』のシナリオをすみずみまで味わいつくすには、既存のシナリオも全部楽しんでおいて欲しいクポね」
「なんだかスクエニの宣伝部員みたいなシメだねっ♪」
「『大都会』もチェックしておくと、より万全クポ♪」
このへんもジラートとかプロマシアとかっぽい
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◆バトルフィールド「砕け!邪なる者の野望」
Lv75制限、6人制限、制限時間30分。経験値ロストなし。
中に入ると強化は消える。
初期配置は Riko Kupenreich 1体。
ボスのHP50%で子分のモーグリ Henchman Moogle を7体呼び出す。子分のうち5体は黒魔タイプで個体ごとに異なる属性魔法攻撃を行い、その属性の魔法は吸収する。残り2体は白魔タイプで無敵、ボスの回復のみ行い、ボスのHP全快または黒魔モグ5体の全滅で消える。
子分の呼び出し3回目でボスの回復がなくなるので、削りきれば勝利。
ボスのHP75%と25%でクリスタリンフレアという範囲攻撃。
攻略情報詳細≫FINAL FANTASY XI Wiki
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「バトルは存分に楽しんだみたいクポねぇ」
「うんうん、面白かったー! パトたちは変則的攻略で、なんと4人で挑戦したんだよー」
「竜軍師殿とご一緒してきたのクポね。編成は……ナ黒黒黒…クポ?」
「うん。実は1回目、ナ赤黒黒でやってみたんだけど、削りとMPが追いつかなくて時間切れになっちゃった。バトルの流れは攻略サイトのとおり、こんな感じで……
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(1)ボスHP75%:全体引き寄せクリスタリンフレア。
(2)ボスHP50%:手下召喚。黒5体、白2体。ボスは玉座へ移動しHP回復。この間無敵。黒モーグリ殲滅でボスに攻撃可。ほぼ全快している。
(3)再度(1)と(2)を行う。
(4)ボス挙動変化:クリスタリンフレアが通常TP技に。引き寄せがなくなる。
(5)ボスHP50%:手下召喚。黒5体のみ。ボスはそのまま戦闘を続ける。無敵にはならない。
(6)ボスを削りきるとクリア。
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「序盤は、ナイトが全力でヘイト取りながらMP温存気味にボス削り、(2)で子分が沸いたら、ナイトはボスの見張り(雑魚倒す前にHP100%回復して動き出したときキープ)、黒ズでスリプガ⇒アスピル⇒時間あわせてブリザガ3⇒スリプガ、適宜ヒーリング⇒属性吸収で残った雑魚を雷系で片付ける、の繰り返しね。(5)になったら黒ズで全力ピンポン」
ポップなエフェクト
「ちなみに初回トライのとき、(1)の削りをナイト1人に任せて何も手出しせずに見てたら、黒2人は最初の75%クリスタリンフレアでの引き寄せをくらわなかったんだよね……」
「ヘイトリストに載ってないと引き寄せられないのクポね」
「でもまあ、結局それだと時間が足りなくなっちゃうので、序盤から黒も削り参加にしたんだけどね」
「クポー。黒魔ばっかりで、防御が心許なかったりしないのクポ?」
「それがねぇ、ボスの攻撃は基本爆弾投げだから、サポ赤でストンスキン&ファランクスとバファイをしっかりかけて、壁を背にしてノックバックに備えておけば、なんと攻撃を受けながらヒーリングもできちゃう程なんだよ!」
「なんとクポ☆ 魔道士ならもともと属性ダメージには強いしクポね」
「クリスタリンフレアも、ストスキ吸収限界350(黒魔で強化スキル200:MND114)を達成できてれば、そんなに驚異的な大ダメージじゃなかったよ☆」
モグマーク付きの爆弾☆
なんか遠近感狂います
「一番崩れやすい場面は、やっぱり手下の黒モグを寝かしそびれて、魔法攻撃を一斉にくらうことかな」
「特に終盤の、クリスタリンフレアが通常TP技になったあと、手下のわく瞬間が要注意ってことクポね。強烈な範囲ダメージが重なったら一瞬で……クポ」
「うん……実は結構失敗もあったのよ。でも、さすがにMPきつくなるから4人PTなんて極端編成では薬品必須だけど、この応用で黒の数を増やしたり、赤や詩人が入ったりすれば、かなり楽にクリアできる戦法だと思うよ」
「前衛アタッカーが入る普通の編成でも、寝かしの部分さえ押さえておけば、流れは一緒クポね」
「うんうん☆」
* * *
「……というわけで、世界の平和は守られましたクポ。ご主人さま、お疲れさまでしたクポ」
「っていうか、別に、世界は最初っからこれっぽっちも危機にさらされてなかったと思うけど……」
「言い直すクポ。世界の冒険者さんとモーグリのモグハウス居住権は守られました、クポ」
「なんてったって“史上最小の作戦”だったからねぇ」
「毎日のささやかな生活を守ることも、だいじな戦いクポ」
「そうだね。まあ、パトは達成欲と物欲が満たされて満足☆」
「クプー……モグもグラサンが欲しかったクポ」
「ふふふ。モグたん、いいものあげるよ。ほら!」
「クポ?! ク、クピルルちゃんのブロマイドクポー!」
「もう1枚、おまけ♪」
「ご、ご主人さま……!! モーグリかんげきクポ!!!!!」
「わざわざ託宣の間まで行って(ついでだけど)撮り直してきたんだから、感謝してよね」
「ありがとうクポー! 家宝にするクポ☆」
「それじゃあ感謝のしるしとして、モグ金庫を100個に……」
「さっそく大伸ばしのポスターにして、モグハウスの壁に飾るクポよーーー!」
「ヤメテェェェーーーーー」
(おしまい☆)
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